FIVB女子ネーションズリーグ2025 日本ラウンド
千葉県、2025年7月9日〜7月13日

こんにちは。国際バレーボール大会を専門に取材しているスポーツライターの長谷川真理です。この記事では、2025年に日本で開催されるFIVB女子ネーションズリーグの詳細を、初観戦の方にもわかりやすく紹介します。日程や出場チーム、日本代表の注目選手まで、見逃せないポイントを徹底的に解説します。

世界を巡るエリート国際大会
FIVB女子ネーションズリーグ(VNL)は、国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する世界最高峰の女子代表チームによる年間大会です。2025年で第7回目を迎え、世界各国での開催を通じて、世界中のファンにバレーボールの魅力を届けています。
日本ラウンドの重要性
日本は毎年ラウンドホストを務め、アジア地域で唯一の定期開催国として注目されています。地元ファンにとっては世界レベルのバレーボールを間近で観られる貴重な機会です。
2025年大会の開催日程と日本ラウンドの概要
世界全体のスケジュール
VNL2025は5月から7月にかけて開催され、予選ラウンド(インターコンチネンタルラウンド)と決勝ラウンドで構成されます。各国で週ごとにラウンドが行われ、合計3ラウンドの予選が終わった後、上位8チームが決勝トーナメントへ進出します。
日本ラウンドの開催都市と日程
日本ラウンドは2025年6月10日〜6月15日の日程で、東京の有明アリーナにて開催される予定です。6日間で計16試合が行われ、日本代表はこの期間に4試合を戦います。

参加チームと開催スケジュール一覧(表)
日付 | 対戦カード | 開始時間 | 会場 |
6月10日(火) | 日本 vs アメリカ | 19:00 | 有明アリーナ |
6月11日(水) | ブラジル vs 中国 | 16:00 | 有明アリーナ |
6月12日(木) | 日本 vs ポーランド | 19:00 | 有明アリーナ |
6月13日(金) | イタリア vs セルビア | 18:00 | 有明アリーナ |
6月14日(土) | 日本 vs ドミニカ共和国 | 19:00 | 有明アリーナ |
6月15日(日) | 日本 vs 韓国 | 17:00 | 有明アリーナ |
日本代表チームの構成と注目選手
日本代表メンバーの構成
2025年シーズンの日本女子代表は、主将・古賀紗理那を中心に若手とベテランの融合が特徴です。セッターに関菜々巳、リベロには山岸あかねが配置され、安定した守備と素早いトランジションを武器に戦います。
注目選手と戦術的役割
最注目はアウトサイドヒッターの石川真佑。攻撃力と守備力を兼ね備えた万能型であり、世界相手にも安定したスパイク成功率を誇ります。古賀とのコンビネーションは必見であり、チーム全体のリズムを作り出します。
日本ラウンドに出場する全参加国と特徴
チームの実力やスタイルの違い
アメリカ、ブラジル、イタリアといった強豪はパワーバレーを軸としたスタイルで、高さと攻撃力が特徴です。一方、日本や韓国は組織的な守備とスピードを重視したスタイルで対抗します。
出場国リスト(2025年 日本ラウンド)
• 日本
• アメリカ
• ブラジル
• 中国
• ポーランド
• セルビア
• ドミニカ共和国
• 韓国
これらの国々は毎年安定してVNLに参加しており、過去の成績やFIVBランキングでも上位に位置しています。
戦術的アプローチでは、天皇杯2025に見られるようなフォーメーション重視の傾向と共通点が見られるのも面白い視点です。

試合形式とルールの詳細
セット数と勝敗決定方式
FIVB女子ネーションズリーグでは、5セットマッチ制が採用されています。各セットは25点先取、最終第5セットのみ15点先取で行われ、2セットを先取したチームが勝利します。デュースになった場合は2点差がつくまで続行されるため、接戦となる試合では非常にドラマティックな展開になります。
タイムアウトとチャレンジ制度
各チームはセットごとに2回のタイムアウトを申請でき、さらにビデオチャレンジ(判定の見直し要求)も活用可能です。このチャレンジ制度は、誤審の防止だけでなく戦略的にも重要な役割を果たしています。
有明アリーナの施設と観戦の魅力
最新設備のインドアアリーナ
東京・有明アリーナは2020年東京五輪の競技会場として建設された最新設備の室内競技場です。音響、照明、空調が整っており、どの座席からでもコート全体を視認できる構造になっています。
観戦体験を高める演出
試合開始前の入場演出、セット間のライトショー、DJによる実況サポートなど、観客参加型のイベントが多数導入されています。Bリーグ2025–2026シーズンで見られるようなエンタメ性の高い演出が、バレーボール観戦にも浸透し始めています。
チケット購入方法と販売日程
チケットの販売ルート
FIVB公式サイト、ぴあ、ローチケ、セブンチケットなどのプレイガイドでオンライン購入が可能です。また、開催地となる有明アリーナでは一部当日券の販売も予定されていますが、前売り完売の可能性が高いため早めの購入が推奨されます。
販売開始日と席種の種類
販売は2025年3月下旬から開始され、アリーナ席、スタンド指定席、自由席などが用意されています。価格帯は1,500円〜10,000円程度で、国際大会としては比較的リーズナブルな設定です。
テレビ放送とライブ配信情報
地上波・BS放送予定
NHK BSやフジテレビ系列が放映権を保持しており、日本代表戦は全国ネットで生中継される予定です。その他の試合もBSフジやTVerを通じて視聴可能となる見込みです。
オンライン配信とSNS活用
Lemino、DAZN、Volleyball World TV(FIVBの公式配信プラットフォーム)でも全試合が配信予定で、スマートフォンからでも快適に視聴できます。公式X(旧Twitter)やInstagramでは、ハイライト動画、選手コメント、舞台裏レポートなどが連日更新されます。
ボランティアと大会運営体制
ボランティアの募集と役割
大会期間中は通訳、案内、メディアサポート、観客誘導、医療スタッフ補助など、多数の役割を担うボランティアが募集されます。応募は2025年1月からスタートし、語学力や接客経験が重視されます。
大会運営の安全対策
FIVBおよび日本バレーボール協会(JVA)は、安全性を最優先に考慮した運営体制を構築しています。コロナ禍以降の経験をもとに、健康チェック、入場制限、換気対策などが徹底され、安心して観戦できる環境が整えられます。

日本代表の戦術分析と過去実績
戦術スタイルの特徴
日本代表は、速いトランジションと低めの打点を活かしたコンビネーションバレーを特徴としています。特にライト側からの速攻やフェイントを多用することで、パワーバレーのチームに対抗します。
過去大会での成績と課題
過去のVNLでは準々決勝進出が最多で、世界の壁を突破するためにはディフェンスの継続力とサーブレシーブの安定が求められます。2025年は若手とベテランの融合によって、初の決勝ラウンド進出が目標とされています。
海外チームの注目戦力
アメリカ代表の強み
アメリカはオールラウンドプレーヤーの層が厚く、スピードと高さを兼ね備えた戦術を展開します。特にアウトサイドヒッターのトンプソンは、攻撃力と守備力を兼ね備えた存在として注目されています。
ブラジル・イタリアのスタイル
ブラジルは粘り強い守備とブロックを活かしたバレーを展開し、イタリアは高身長選手による高打点攻撃が特徴です。世界の戦術を学ぶには絶好の対戦相手が揃っています。
観戦初心者向けの応援ガイド
応援ルールとマナー
VNLでは鳴り物応援は制限されていますが、拍手、タオル回し、チームチャントは歓迎されています。周囲に配慮しつつ、ルールを守って応援するのが基本です。
初めての方へのアドバイス
初観戦では事前に選手の名前と背番号を覚えておくと、より楽しめます。また、ルールを簡単に理解することで、ラリーの盛り上がりやポイントの意味がより伝わります。

ファンイベントと周辺施設情報
会場内外のイベント
試合前後には選手等身大パネルでの撮影会や、グッズ販売ブース、応援メッセージコーナーなどが設置されます。スタンプラリーやサイン入りグッズの抽選も予定されています。
周辺観光と食事スポット
有明エリアはショッピングモールやカフェ、東京湾沿いの観光施設が充実しており、観戦以外の時間も楽しめます。アクセス性の高さから観光と組み合わせた観戦計画にも最適です。
スポンサーと経済波及効果
大会スポンサーの役割
日本企業を中心としたスポンサーが大会運営を支え、アリーナ内広告、選手のユニフォームロゴ、プロモーションなどでブランド露出が行われます。持続可能性や女性スポーツ支援を掲げる企業が目立ちます。
地域経済への影響
東京開催により、ホテル、飲食、交通機関、物販など多岐にわたる経済波及効果が見込まれます。スポーツと地域経済の連動は、ルヴァンカップ決勝2025と同様に注目されています。
よくある質問(FAQ)
FIVB女子ネーションズリーグとは何ですか?
国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する女子バレーボールの国別対抗リーグで、世界16か国が出場する年間大会です。
2025年の日本ラウンドはどこで行われますか?
東京・有明アリーナにて、2025年6月10日〜15日の日程で開催されます。
チケットの購入方法は?
FIVB公式サイトや各種プレイガイド(ぴあ、ローチケなど)からオンラインで購入可能です。
日本代表はどんな選手が出場しますか?
主将の古賀紗理那をはじめ、石川真佑や関菜々巳など、攻守に優れた選手が中心となります。
試合はテレビで見られますか?
NHK BS、フジテレビ、TVer、DAZNなどで視聴可能です。地上波での中継も一部あります。
オンライン配信はありますか?
LeminoやFIVB公式配信プラットフォーム「Volleyball World TV」で全試合配信されます。
海外チームで注目すべき国は?
アメリカ、ブラジル、イタリアなどが毎年上位に入り、世界トップクラスの戦力を誇ります。
日本代表は過去に優勝したことがありますか?
まだVNLでの優勝経験はありませんが、準々決勝進出の実績があり、年々成績が向上しています.
会場へのアクセスは?
有明アリーナはゆりかもめ「有明テニスの森駅」から徒歩すぐで、東京駅からのアクセスも良好です。
試合時間はどれくらいかかりますか?
1試合は約90分〜120分程度で進行します。ラリーが長引くとさらに時間がかかることもあります。
観戦時の持ち物で注意点は?
再入場ができない会場があるため、飲料・タオル・応援グッズを事前に用意しておくと便利です。
応援マナーはありますか?
鳴り物は禁止されている場合が多く、拍手や応援チャントが基本となります。周囲への配慮が求められます。
日本以外の試合も観られますか?
はい。チケットがあればすべての試合を観戦できます。世界のスタイルを比較できる貴重な機会です。
大会中の再入場は可能ですか?
基本的には再入場不可ですが、主催者判断で再入場パスを配布する場合もあります。事前確認が必要です。
次回の日本開催はありますか?
FIVBは毎年開催国を発表していますが、日本ラウンドは継続開催の傾向にあり、2026年も予定されています。
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